アルテ‐ポベラ【(イタリア)arte povera】
《貧しい芸術の意》1960年代にイタリアのトリノで興った芸術運動。素材の物質性に注目し、さまざまな素材どうしの結びつき、環境との結びつきを通して表現を行った。
アルバナシ【Arbanasi/Арбанаси】
ブルガリア中北部の村。ベリコタルノボの北約4キロメートルに位置する。オスマン帝国支配下の17世紀から18世紀にかけて、豪商や富豪の建てた民族復興様式の邸宅が多いことで知られる。
アルボン【Arbon】
スイス北東部、トゥールガウ州の町。ザンクトガレンの北約10キロメートル、ボーデン湖南岸に位置する。18世紀に繊維産業が興り、19世紀に製造業が発展。自動車・繊維機械メーカーのザウラーが本社を置く...
あんご‐いん【安居院】
奈良県高市郡明日香(あすか)村にある真言宗豊山派の寺。本元興寺(もとがんごうじ)の塔頭(たっちゅう)寺院。飛鳥寺(あすかでら)。
アンジュアン‐とう【アンジュアン島】
《Anjouan》コモロ諸島東部の島。1975年、グランドコモロ島、モヘリ島とともにコモロ共和国としてフランスから独立したが、再び分離を求める動きがある。中心地は北西岸の港町ムツァムドゥ。16世...
あんじょう‐じ【安祥寺】
京都市山科区にある高野山真言宗の寺。山号は吉祥山。嘉祥元年(848)仁明天皇の皇后藤原順子の発願により建立。開山は恵運。小野流の根本道場として興隆したが、戦国時代の兵火により衰えた。
アンチ‐テアトル【(フランス)anti-théâtre】
《反演劇の意》1950年代、従来の演劇概念を否定して興った前衛演劇。イヨネスコやベケットらが代表。不条理演劇。
アンチロマン【(フランス)antiroman】
《反小説の意》1950年代、フランスに興った、伝統的手法を退け前衛的な手法を試みた小説。→ヌーボーロマン
あんどん‐べや【行灯部屋】
昼のうち行灯をしまっておく暗く狭い部屋。江戸時代の遊里では、遊興費を払えない客を閉じ込めておくのにも使われた。
あん‐ナカ【安ナカ】
《多く「アンナカ」と書く》安息香酸ナトリウムカフェインのこと。カフェインに安息香酸ナトリウムを加えたもの。興奮作用があり、疲労感・倦怠感からの回復や鎮痛効果がある。