きゅう‐ごしらえ【急拵え】
間に合わせるために、急いでつくること。また、そのもの。急造。「—の舞台」
きょう‐えん【協演】
[名](スル)協力して演奏、または出演すること。異なるジャンルの演奏家や俳優が、同じ舞台で演じることにもいう。「邦楽奏者とオーケストラの—」
きょうげん‐さくしゃ【狂言作者】
歌舞伎で、劇場専属の劇作者。宝暦(1751〜1764)ごろ、立作者・二枚目・三枚目・狂言方・見習作者の制度が確立した。劇作のほかに演出事務・舞台監督なども担当。
きょうげん‐ざ【狂言座】
能舞台で、橋懸かりの付け根の奥の一隅。後見柱の向かって左脇で、間(あい)狂言をつとめる役者が、自分の演技の前後に控える場所。間座(あいざ)。
きょうとまで【京都まで】
林真理子の短編小説。京都を舞台に年下の男性との恋愛を描く。昭和60年(1985)刊行。同年、「最終便に間に合えば」とあわせ第94回直木賞受賞。
きょこうのクレーン【虚構のクレーン】
井上光晴の小説。戦中から戦後の長崎県の炭鉱町を舞台に、被爆や被差別部落問題に触れつつ、人々の姿を描く。昭和35年(1960)刊行。
きよみず‐でら【清水寺】
京都市東山区清水にある北法相(ほっそう)宗の寺。山号は音羽山。延暦17年(798)ごろ僧延鎮が坂上田村麻呂(さかのうえのたむらまろ)の助成を得て開創。西国三十三所の第16番札所。本尊は十一面観...
清水(きよみず)の舞台(ぶたい)から飛(と)び降(お)りる
思い切って大きな決断を下すこと。山の斜面にせり出すように造られた清水寺の本堂(清水の舞台)から飛び降りることにたとえていった。
きり‐あな【切(り)穴】
歌舞伎劇場で、舞台の床を切り抜いた方形の穴。幽霊・変化(へんげ)などの出入りや、井戸・池などに飛び込むときに用いる。花道に設けるものは「すっぽん」という。
きり‐こうじょう【切(り)口上】
1 一語ずつ区切ってはっきりという言い方。堅苦しく改まった言い方。また、形式的で無愛想な言い方。「—のあいさつ」 2 江戸時代の歌舞伎で、1日の演目が終わるときの口上。楽屋頭取などが舞台から「ま...