ほんぎょう‐もの【本行物】
歌舞伎狂言の一系統で、題材を能や狂言から移入したもの。
ほん‐こ【本子】
1 血を分けた本当の子。実子(じっし)。「わらはに—なければ」〈浄・用明天王〉 2 歌舞伎若衆で、色子(いろこ)に対して、舞台を主とする者。「耳すこし小さくて、—には仕立てがたし」〈浮・胸算用・四〉
ほん‐つりがね【本釣(り)鐘】
歌舞伎下座音楽の一。小形の釣鐘を撞木(しゅもく)で打つ鳴り物。また、その楽器。時刻を知らせるほか、すごみのある感じを表す。本釣り。
ほん‐なだい【本名題】
歌舞伎・浄瑠璃などの正式な題名。通称・俗称に対していう。
ほん‐はなみち【本花道】
歌舞伎劇場で、舞台に向かって左の方(下手)にある常設の花道。右の方(上手)に仮設される仮花道に対していう。
ほん‐ぶたい【本舞台】
1 歌舞伎の劇場で、花道・付け舞台などを除いた正面の舞台。もと、左右の大臣柱の間の三間を限った舞台をいった。 2 地方の劇場の舞台に対して、中央の劇場の舞台。転じて、本式に事を行う晴れの場所。ひ...
ほん‐ぽう【奔放】
[名・形動]常識や規範にとらわれないで、自分の思うままに振る舞うこと。また、そのさま。「—な生活」「—に育てる」「自由—」 [派生]ほんぽうさ[名]
ほん‐まく【本幕】
1 能や狂言で、揚げ幕を2本のさおで上までいっぱいに、内側へはね上げること。シテ・ワキなどの出入りに用いる。→片幕 →半幕 2 歌舞伎の幕で、中央で二つに割って左右へ開ける引き幕。上方の大芝居に...
ほん‐みず【本水】
歌舞伎の演出で、川・池・井戸などの場面に本物の水を使うこと。また、その水。一種の外連(けれん)演出で、夏芝居などに行われる。
ぼう【暴】
[音]ボウ(呉) バク(慣) [訓]あばく あばれる [学習漢字]5年 〈ボウ〉 1 手荒に振る舞う。激しく荒々しい。「暴悪・暴虐・暴挙・暴君・暴言・暴行・暴動・暴風・暴力・暴戻/横暴・凶暴・...