まい‐ぎぬ【舞衣】
1 舞をまうときに着る衣服。舞衣装。まいごろも。 2 能装束の一。長絹(ちょうけん)に似て、脇から裾まで縫いとじてある広袖(ひろそで)の単(ひとえ)の上衣。女神や竜女などに用いる。
まい‐くる・う【舞(い)狂う】
[動ワ五(ハ四)]狂ったように激しく舞う。「木の葉が風に—・う」
まい‐ぐせ【舞曲】
能の曲(くせ)で、シテ(まれにツレなど)が謡に合わせて立って舞うもの。⇔居曲(いぐせ)。 [補説]ふつう「舞グセ」と書く。
まいこ【舞妓】
黒田清輝による油絵作品。京都、鴨川の見える窓辺に腰掛けた舞妓の姿を描いたもの。明治26年(1893)の作品。国の重要文化財に指定。東京国立博物館蔵。
まい‐こ【舞子/舞妓】
舞をまって酒席に興を添える少女。現在では、京都の祇園(ぎおん)の舞子が有名。 [補説]作品名別項。→舞妓
まい‐こ・む【舞(い)込む】
[動マ五(四)] 1 舞うようにして入ってくる。「粉雪が部屋に—・む」 2 思いもかけないものや人が、ひょっこり入りこむ。「幸運が—・む」「差出人不明の手紙が—・む」
まい‐ごと【舞事】
「舞(まい)2」に同じ。
まい‐しょうぞく【舞装束】
舞楽で、舞人・楽人の着る装束。
まい‐すま・す【舞ひ澄ます】
[動サ四]みごとに舞う。また、心落ちつけて静かに舞う。「心も及ばず—・したりければ」〈平家・一〉
まい‐た・つ【舞(い)立つ】
[動タ五(四)]舞うようにして高く上がる。まいあがる。「白鳥が—・つ」「砂ぼこりが—・つ」