まくらじし【枕獅子】
歌舞伎舞踊。長唄。本名題「英獅子乱曲(はなぶさししのらんぎょく)」。寛保2年(1742)江戸市村座初演。石橋物(しゃっきょうもの)の一。前ジテは傾城姿で手獅子を持って踊り、後ジテは牡丹笠をつけて...
まごめ【馬籠】
岐阜県中津川市の地名。北にある妻籠(つまご)とともに中山道の宿場町として繁栄。島崎藤村の「夜明け前」の舞台。
まさおか【政岡】
「伽羅先代萩(めいぼくせんだいはぎ)」など、歌舞伎・浄瑠璃などの伊達騒動物の登場人物。わが子に毒味をさせて、幼君を守ろうとする忠義の乳母。伊達政宗の側室三沢初子がモデルという。
マスカレード【masquerade】
仮面舞踏会。仮装大会。仮装。
マスクとベルガマスク
《原題、(フランス)Masques et Bergamasques》フォーレの劇付随音楽。1919年作曲。ベルレーヌの詩集「艶なる宴」を原作とし、フォーショワが台本を手がけた舞台劇のための作品。...
マズルカ【(ポーランド)mazurka】
ポーランドの農民から起こった舞踊および舞曲。三拍子で第2拍または第3拍にアクセントをもつ。
まちのふうけい【街の風景】
《原題Street Scene》ライスによる戯曲。1929年初演。ニューヨークの安アパートを舞台とする群像劇。1929年にピュリッツァー賞を受賞。
まつかぜ【松風】
謡曲。三番目物。観阿弥作、世阿弥改作。古今集などに取材。昔、在原行平に恋をした須磨の海女(あま)の姉妹、松風と村雨の霊が現れ、思い出を語って狂おしく舞う。
箏曲(そうきょく)。山田流。初世中...
まつかぜ‐もの【松風物】
浄瑠璃・歌舞伎・歌謡などで、謡曲「松風」に取材した作品。義太夫節「松風村雨束帯鑑」、長唄「汐汲」、清元節「今様須磨の写絵」など。
まつがえちょうサーガ【松ヶ枝町サーガ】
芦原すなおの連作短編小説。平成4年(1992)から平成5年(1993)にかけて「オール読物」誌に連載。四国の海辺の架空の町を舞台に昭和30年代の少年の日常を人情味豊かに描く。平成7年(1995)...