う‐まい【右舞】
「右方(うほう)の舞」に同じ。⇔左舞。
うま‐ぞろえ【馬揃え】
武家時代、軍馬を集めてその優劣や調練の状況などを検分したこと。士気を鼓舞し、併せて敵への示威の効果をねらった。
うま‐たて【馬立て】
1 「馬繋(うまつな)ぎ」に同じ。 2 劇場で、大道具の背景などをしまっておく舞台裏の場所。
うま‐の‐あし【馬の足/馬の脚】
歌舞伎で、馬の脚の役のこと。張り子の馬を二人でかぶって、前脚と後脚になる。下級の役者がつとめるところから、下級俳優やへたな役者の称としても用いる。
うみなり【海鳴】
津村節子の長編歴史小説。江戸時代の佐渡鉱山を舞台に、遊女と貧しい人足の恋と運命を描く。同人誌「文学者」に昭和39年(1964)から昭和40年(1965)にかけて連載。単行本は昭和40年(1965...
うみべのカフカ【海辺のカフカ】
村上春樹の長編小説。平成14年(2002)、上下2冊で刊行。15歳の少年を主人公に据え、オイディプス王の物語をモチーフとする。蜷川幸雄による舞台化作品もある。
うめがわ【梅川】
浄瑠璃「冥途(めいど)の飛脚」、および同系統の浄瑠璃・歌舞伎などに登場する主人公。大坂新町の遊女で、300両の封印切りの大罪を犯した飛脚業の忠兵衛に身請けされ、新口村(にのくちむら)へ駆け落ちする。
うめ‐の‐よしべえ【梅の由兵衛】
浄瑠璃「茜染(あかねぞめ)野中の隠井(こもりいど)」、歌舞伎狂言「隅田春妓女容性(すだのはるげいしゃかたぎ)」などの登場人物。元禄2年(1689)に処刑されたという大坂の梅渋吉兵衛という殺人犯を...
うめもと‐りゅう【楳茂都流】
日本舞踊上方舞の流派の一。江戸末期、大坂の楳茂都扇性(せんしょう)が父鷲谷正蔵の芸を受けて創始。
うら【裏】
1 ㋐二面ある物の、表面と反対側の面。裏面(りめん)。うしろ。「写真の—に撮影年月日を記す」「紙の表と—を間違える」⇔表。 ㋑物体の、こちらからは見えない向こう側の面。「月の—」 ㋒物体の、下に...