きゆうしょうらん【嬉遊笑覧】
江戸後期の随筆。12巻。付録1巻。喜多村信節(きたむらのぶよ)著。文政13年(1830)成立。諸書から江戸の風俗習慣や歌舞音曲などを中心に社会万般の記事を集め、28項目に類別して叙述したもの。
きょ【挙】
1 行動。振る舞い。くわだて。「反撃の—に出る」 2 ひきたて。推挙。「前(さき)の頭(とう)の—によりて」〈大鏡・伊尹〉
きょう‐えん【協演】
[名](スル)協力して演奏、または出演すること。異なるジャンルの演奏家や俳優が、同じ舞台で演じることにもいう。「邦楽奏者とオーケストラの—」
きょうがのこむすめどうじょうじ【京鹿子娘道成寺】
歌舞伎舞踊。長唄。藤本斗文作詞、杵屋作十郎・杵屋弥三郎作曲。宝暦3年(1753)江戸中村座で初世中村富十郎が初演。能を舞踊化した、道成寺物の代表作。娘道成寺。道成寺。
きょう‐き【狂喜】
[名](スル)異常なまでに喜ぶこと。「合格通知に—する」「—乱舞」
きょう‐けん【恭倹】
[名・形動]人に対してはうやうやしく、自分自身は慎み深く振る舞うこと。また、そのさま。「—己れを持す」
きょう‐げん【狂言】
1 日本の古典芸能の一。猿楽のこっけいな物真似(ものまね)の要素が洗練されて、室町時代に成立したせりふ劇。同じ猿楽から生まれた能に対する。江戸時代には大蔵・和泉(いずみ)・鷺(さぎ)の三流があっ...
きょうげん‐かた【狂言方】
1 演能の際に、狂言を演じる人。本狂言・間(あい)狂言・三番叟(さんばそう)などをつとめる。狂言師。 2 歌舞伎の狂言作者のこと。江戸後期には特に四、五枚目の下級作者をいい、立作者の下でせりふの...
きょうげん‐こまい【狂言小舞】
⇒小舞(こまい)1
きょうげん‐さくしゃ【狂言作者】
歌舞伎で、劇場専属の劇作者。宝暦(1751〜1764)ごろ、立作者・二枚目・三枚目・狂言方・見習作者の制度が確立した。劇作のほかに演出事務・舞台監督なども担当。