まく‐あき【幕開き/幕明き】
1 芝居で、幕のあくこと。また、その場面。開幕。「芝居の—を待つ」⇔幕切れ。 2 物事の始まり。まくあけ。「行楽シーズンの—」
幕(まく)が開(あ)・く
幕が開いて、芝居などが始まる。転じて、物事が始まる。幕が上がる。「大会の—・く」
幕(まく)が下(お)・りる
芝居などが終わって、垂れ幕がさがる。転じて、物事が終わりになる。「主犯の逮捕で事件の—・りる」
まく‐ぎれ【幕切れ】
1 芝居で、一段落がついて幕がしまること。また、その場面。閉幕。まく。⇔幕開き。 2 物事の終わり。終結。「あっけない—となった試合」
まく‐ぎわ【幕際】
1 能舞台で、橋懸かりまたは鏡の間の揚げ幕に接する所。 2 芝居などで、幕が下りようとしている時。終演間際。
まく‐づかえ【幕支へ】
芝居で、何かの差し障りがあって幕の開かないこと。「—と見える」〈滑・浮世床・二〉
幕(まく)にな・る
芝居などが終わり、幕がしまる。転じて、物事が終わる。「大会は盛況のうちに—・る」
まく‐の‐うち【幕の内】
1 芝居で、まだ次の幕のあかないうち。幕間(まくあい)。 2 「幕の内弁当」の略。 3 「まくうち1」に同じ。
まくのうち‐べんとう【幕の内弁当】
俵形の握り飯とおかずとを詰め合わせた弁当。芝居の幕間(まくあい)に食べるものとして考案され、現在では最も一般的な弁当になっているもの。
まく‐ひき【幕引き】
1 幕を引いて芝居などを終えること。また、その幕を開閉する役目の人。 2 物事を終えること。終わりにすること。「事件の—」「人生の—」