芝居(しばい)の植木(うえき)
根拠がないことをしゃれていう語。芝居で用いる大道具の植木には根がないことから。
しばい‐ばなし【芝居咄/芝居噺】
1 落語で、鳴り物や役者の声色(こわいろ)を入れ、時には大道具・小道具なども使い、芝居そっくりに聞かせるもの。 2 演劇、特に歌舞伎の演目や役者の評判などの話。
しばい‐ばんづけ【芝居番付】
歌舞伎などで、興行の宣伝、狂言の案内のために作られた印刷物。上演月日・場所・演目・配役・舞台面の絵などを記したもの。顔見世番付・辻番付・絵本番付などがある。
しばい‐もの【芝居者】
1 劇場に勤める人たちの総称。 2 歌舞伎の俳優。役者。
芝居(しばい)を打(う)・つ
人をだまそうとして作り事をしたり言ったりする。「味方につけるために—・つ」
しば‐うち【芝打ち】
1 幕やひもなどの垂れた先が地面に触れること。また、その幕やひも。 2 尻繋(しりがい)の総(ふさ)。 3 草摺(くさずり)・行縢(むかばき)などの裾。
しばうち‐だけ【芝打ち長】
先端が地面に触れるほど垂れていること。また、そのくらいの長さ。「厚総(あつふさ)の尻繋(しりがひ)の、只今染め出でたる如くなるを、—に懸け成し」〈太平記・一二〉
しばうら【芝浦】
東京都港区の地名。東京港の一部をなす。芝の生えた海岸の意で、もと芝浜ともいった。
しばうら‐こうぎょうだいがく【芝浦工業大学】
東京都江東区に本部がある私立大学。昭和2年(1927)創設の東京高等工商学校に始まり、芝浦工業専門学校を経て、昭和24年(1949)新制大学として発足。
しば‐えび【芝海老/芝蝦】
十脚目クルマエビ科のエビ。体長約15センチ。体色は淡青色で、濃青色の小斑点がある。東京湾など内湾にすむ。食用。