はな‐みどう【花御堂】
4月8日の灌仏会(かんぶつえ)に誕生仏を安置する、花で飾った小さい堂。《季 春》
はなみ‐どき【花見時】
花見をする時節。桜の花盛りの時節。また、その花の見ごろの時。
はなみ‐どり【花見鳥】
ウグイスの別名。
はなみ‐ぶね【花見船】
岸や堤の桜を眺めるために川などに浮かべる船。《季 春》「一つ杭に繋(つな)ぎあひけり—/零余子」
はな‐みょうが【花茗荷】
ショウガ科の常緑多年草。山地に生え、高さ40〜60センチ。葉は長楕円形で、互生する。5、6月ごろ、赤い斑のある白花が集まって咲き、広楕円形の実が赤く熟す。種子を漢方で伊豆縮砂(いずしゅくしゃ)と...
はな‐むぐり【花潜】
1 ハナムグリ科の昆虫。体長16ミリくらい。背面は緑色で光沢はなく、白点が散在し、腹面は光沢のある銅色。バラの花などに集まる。幼虫は土中にすみ、腐植土を食べる。 2 甲虫目ハナムグリ科および近縁...
はな‐むこ【花婿/花聟/花壻】
結婚したばかりの男性。また、結婚式でこれから婿になる男性。新郎。⇔花嫁。
はな‐むしろ【花筵/花蓆】
1 「花茣蓙(はなござ)」に同じ。 2 草花などが一面に咲きそろったさま、また、花の散り敷いたさまを筵にたとえていう語。《季 春》「片尻は岩にかけけり—/丈草」
はな‐むすび【花結び】
糸やひもをいろいろな花の形に結ぶこと。また、結んだもの。衣服・調度の飾りにする。新橋結び・梅結び・あやめ結び・菊結びなど。
はな‐むすめ【花娘】
花のように美しい娘。また、年ごろの娘。「紋切形の口諚も了得(さすが)恍惚子(おぼこ)の—」〈人・閑情末摘花・三〉