はな‐め・く【花めく】
[動カ五(四)] 1 はなやかに見える。「里子は—・く振袖の稚児に目を据えた」〈康成・山の音〉 2 時を得て栄える。時めく。「時にあひ、—・かせ給ふ后おはしましけり」〈唐物語〉
はな‐もうせん【花毛氈】
花模様の美しい毛氈。
はな‐もじ【花文字】
1 草花の模様などで飾った大文字のローマ字。 2 草花を文字の形に並べて植えたもの。また、花を並べて文字の形にしたもの。
はな‐もち【花持(ち)】
生け花などにした花が、しおれずに長持ちする度合い。「この菊は—がよい」
はな‐もち【花餅】
「笹餅(ささもち)1」に同じ。
はなもち‐の‐き【花餅の木】
小正月に、豊年を予祝して餅花をつけて飾るミズキやエノキなどの木。生業木(なりわいぎ)。
はな‐もつやく【花没薬】
東南アジアに産するコックスラッカというカイガラムシの一種が分泌する樹脂状のもの。赤紫系の染料や臙脂(えんじ)の原料。
はな‐もの【花物】
園芸や生け花の花材で、主に花を観賞する草木。→葉物(はもの) →実物(みもの)
花(はな)も恥(は)じらう
うら若く美しい女性を形容する言葉。「—乙女」
はな‐もみじ【花紅葉】
春の桜と秋の紅葉。春秋の美しい自然の眺め。「はかなき—につけても心ざしを見え奉る」〈源・桐壺〉 [補説]書名別項。→花紅葉