かげつ【花月】
謡曲。四番目物。旅僧が清水(きよみず)寺で、花月という喝食(かっしき)になっているわが子に再会、花月は曲舞(くせまい)・羯鼓(かっこ)などの芸尽くしを見せる。
かげつしんし【花月新誌】
文芸雑誌。明治10年(1877)1月、朝野(ちょうや)新聞社社長の成島柳北により創刊。成島自身が編集を担当し、朝野新聞社内花月社が発行。漢詩文、和歌を多く掲載。明治17年(1884)、通巻155...
かげつそうし【花月双紙】
江戸後期の随筆。6巻。松平定信著。文政元年(1818)に成立。社会・人生・自然に対する感想などを記した軽妙な雅文156編を収める。
かげつ‐まき【花月巻(き)】
洋式束髪の一。髻(もとどり)を低くとってひねり上げ、まげをひさしのように前に出した髪形。明治20年代、東京新橋の料理屋「花月」の女主人が始めたといわれる。→束髪(そくはつ)
か‐こう【花候】
花の咲くころ。はなどき。
か‐こう【花梗】
⇒花柄(かへい)
か‐こう【花香】
1 花の香り。 2 仏前、霊前にそなえる花と香。「仏に—奉り」〈盛衰記・二〉
かこう‐がん【花崗岩】
深成岩の一。粗粒で、粒のそろった岩石。主に石英・カリ長石・斜長石・黒雲母(くろうんも)からなり、角閃石(かくせんせき)や白雲母を含むこともある。色は白や淡灰色、淡紅色が多く、堅牢(けんろう)で磨...
かこう‐せき【花崗石】
石材とするために花崗岩を切り出したもの。御影石(みかげいし)。
かこう‐せんりょくがん【花崗閃緑岩】
深成岩の一。花崗岩に似るが、黒雲母(くろうんも)や角閃石(かくせんせき)をやや多く含み、石英閃緑岩との中間の組成をもつ。日本で花崗岩とよばれるものにはこれが多い。