めん‐か【綿花/棉花】
ワタの種子を包む白色または淡黄褐色の繊維。綿糸などの原料とする。
もい‐か【梅花】
《「もい(梅)」は唐音》梅花の模様。また、その模様を織った絹。〈日葡〉
もち‐ばな【餅花】
柳などの枝に、さまざまな色・形をした小さな餅や団子を花のようにつけたもの。小正月に神棚や室内に飾る。《季 新年》「—や不幸に慣るること勿れ/草田男」→繭玉(まゆだま)
物(もの)言(い)う花(はな)
《物の意味を解し、話をする花の意》美人。美女。解語(かいご)の花。「飛鳥山に—を見る書生の運動会」〈逍遥・当世書生気質〉
物(もの)言(い)わぬ花(はな)
美人を「物言う花」というのに対して、草木の花。「—もをかしからず」〈浮・曲三味線・一〉
もり‐ばな【盛(り)花】
1 生け花で、水盤や平かごなどの、丈の低い口の広い花器に盛るようにして生ける生け方。また、その花。 2 盛り塩のこと。
やいと‐ばな【灸花】
ヘクソカズラの別名。花の中央部が赤く、灸の跡を思わせる。《季 夏》
や‐か【野花】
野に咲く花。野の花。「—黄鳥春風を領じ」〈謡・胡蝶〉
やすらい‐はな【安楽花】
やすらい祭にうたわれる歌。また、その囃子詞(はやしことば)。
やま‐あじさい【山紫陽花】
アジサイ科の落葉低木。山地の沢沿いなどに生え、楕円形の葉が対生する。夏、青や白色の花びら状の萼(がく)をもつ装飾花に囲まれた小花を多数つける。さわあじさい。