した‐も・ゆ【下萌ゆ】
[動ヤ下二]地中から草の芽が生え出る。土の中から芽を出す。草萌ゆ。《季 春》「今よりは春になりぬとかげろふの—・えいそぐ野辺の若草」〈続拾遺・春上〉
し‐たん【四端】
《「孟子」公孫丑上から》人が生まれながらに持っている、仁・義・礼・智の芽生えともいうべき四つの心。すなわち、惻隠(そくいん)の情、悪を憎む心、謙譲の心、物事の是非を見きわめる心の四つをいう。
しだ‐しょくぶつ【羊歯植物】
維管束植物の一群。世代交代をし、無性世代(胞子体)は根・茎・葉からなり、葉の裏面に胞子嚢(ほうしのう)をつけ、胞子をつくる。有性世代は散布された胞子が発芽してできた前葉体(配偶体)で、これに生じ...
しの‐め【篠芽】
1 「篠芽竹」の略。 2 遅く生え、青くて味の苦い竹の子。〈和名抄〉
しゅ‐こん【種根】
1 植物の種子が発芽するときに初めに出る根。種子根。 2 生まれ。素性。「師光は阿波の国の者、—田舎者なりけり」〈盛衰記・四〉
しゅ‐し【種子】
種子植物で、受精した胚珠(はいしゅ)が成熟して休眠状態になったもの。発芽して次の植物体になる胚と、胚の養分を貯蔵している胚乳、およびそれらを包む種皮からなる。たね。
しゅつ‐が【出芽】
[名](スル) 1 植物が芽を出すこと。芽が出ること。発芽。「春先に一斉に—する」 2 ⇒芽生生殖(がせいせいしょく) 3 植物体の軸に分岐が生じ、新しい軸の原基が形成されること。 4 細胞膜や...
しゅんか‐しょり【春化処理】
植物の生長期に、低温の時期を与えることによって、花芽の形成を促進する方法。秋まき小麦の種子を低温にさらすと、春にまいても収穫ができる。バーナリゼーション。ヤロビザーチヤ。→ヤロビ農法
しゅん‐そう【春草】
春に芽を出す草。春の草。《季 春》「—は足の短き犬に萌ゆ/草田男」
しょうきゅうせい‐ていしきそせい‐ひんけつ【小球性低色素性貧血】
赤血球の大きさが通常より小さく、赤血球に含まれるヘモグロビンの濃度が減少している貧血。鉄欠乏性貧血・鉄芽球性貧血・サラセミアなどでみられる。→正球性正色素性貧血