の【野】
1 自然のままの広い平らな地。のはら。「—に咲く花」「—にも山にも若葉が茂る」 2 広々とした田畑。のら。「朝早くから—に出て働く」 3 動植物を表す名詞の上に付いて、そのものが野生のものである...
の‐げし【野芥子/野罌粟/苦菜】
キク科の越年草。道端や荒地に生え、高さ約1メートル。茎は中空。葉はアザミのように裂けているが、とげはなく、基部は茎を抱く。茎や葉を切ると乳液が出る。春から夏、黄色い頭状花を開く。若葉は食用。けし...
の‐びる【野蒜】
ヒガンバナ科の多年草。山野に生え、高さ約60センチ。全体にニラのようなにおいがする。球形の鱗茎(りんけい)から管状の葉を出し、夏、花茎の先に白紫色の花やその変化したむかごがつく。鱗茎や若葉を食用...
は‐ざくら【葉桜】
花が散って、若葉の出はじめた桜。《季 夏》
はす‐めし【蓮飯】
1 ハスの種子を炊き込んだ塩味の飯。また、ハスの若葉を蒸して細かく刻み、塩を加えてまぜた飯。はすのはめし。 2 もち米をハスの葉に包んで蒸し、葉の香りを移した強飯(こわめし)。盂蘭盆(うらぼん)...
はな‐うど【花独活】
セリ科の多年草。山野に生え、高さ約1メートル。葉は幅広い小葉からなる羽状複葉。夏、白い小花を多数散形につける。茎や若葉は食用。増上寺白芷(びゃくし)。
は‐にんじん【葉人参】
若葉を食用とする秋季のニンジン。
はま‐ぼうふう【浜防風】
セリ科の多年草。海岸の砂浜に自生し、高さ5〜10センチ。葉は羽状複葉で厚く、放射状に広がる。夏、白い小花が密生して咲く。香気のある若葉を刺身のつまにし、長い根を漢方で解熱・鎮痛などに使用。八百屋...
はん‐ぱん【斑斑】
[ト・タル][文][形動タリ]まだらであるさま。色・模様などが入りまじるさま。「身に—たる若葉の影を帯びつつ」〈蘆花・自然と人生〉
ばん‐ちゃ【番茶】
煎茶(せんちゃ)用の若葉を摘んだあとの、やや堅い葉から作る緑茶。煎茶よりも品質は劣る。