きゅう‐ち【窮地】
追い詰められて逃げ場のない苦しい状態や立ち場。「—に陥る」「—を脱する」
きゅう‐ばつ【救抜】
[名](スル)苦しい状況から救い出すこと。「彼女(かのおんな)を淤泥(おでい)の中(うち)から—する」〈鴎外・雁〉
きゅう‐めい【窮命】
[名](スル)非常に苦しい目にあうこと。運命がきわまること。「このうえ—させられてたまるものか」〈万太郎・春泥〉
きゅん‐きゅん
[副](スル)俗に、感情が高ぶって胸が苦しいような気持ちになるさま。激しいときめきやせつなさを覚えるさま。「—するような青春映画」
きょう‐ち【境地】
1 その人の置かれている立場。「苦しい—に立たされる」 2 ある段階に達した心の状態。「悟りの—」 3 芸術などの、分野・世界。「新しい—を開拓する」 4 場所。土地。環境。〈日葡〉
苦(く)あれば楽(らく)あり
苦しい事のあとには楽しい事がある。また、苦労は必ず報われて安楽となる。
く‐えき【苦役】
1 つらく苦しい労働。「—を課せられる」 2 懲役のこと。
く‐きょう【苦境】
苦しい境遇。苦しい立場。「—を乗りこえる」「—に立つ」「—に陥る」「—に直面する」
く‐きょう【苦況】
苦しい状況。「—を脱する」
く‐じょう【苦情】
1 他から害や不利益などをこうむっていることに対する不平・不満。また、それを表した言葉。「—を言う」「—が殺到する」 2 苦しい事情。「或は関東の—を演(の)べ」〈染崎延房・近世紀聞〉