ちゃびん‐まえがみ【茶瓶前髪】
文化・文政(1804〜1830)ごろ、京坂地方で行われた男子の髪形。前髪を高くし、後ろの髷(まげ)と合わせて茶瓶の手のような形にしたもの。中流以上の町民の子弟が結った。
ちゃ‐ぶくさ【茶袱紗】
茶の湯に用いるふくさ。茶器のちりを払ったり、茶碗などを観賞する際、その下に敷いたりする絹布。ちゃのゆふくさ。
ちゃ‐ぶくろ【茶袋】
1 茶を入れる紙袋。 2 葉茶を入れて煎(せん)じるための布袋。
ちゃ‐ぶね【茶船】
1 近世、江戸・大坂などの河川や港で大型廻船の貨物の運送に用いた小船。 2 河川や港で飲食物を売る小船。うろうろ船。
ちゃ‐ぶるい【茶篩】
臼(うす)でひいた抹茶をふるうのに使う目の細かい篩。
ちゃ‐ぶるまい【茶振る舞ひ】
酒や食事を出さず、茶だけで済ませるような簡単なもてなし。多く、女性だけの集まりに行われた。「—みな一人づつ抱いて来る」〈柳多留・二〉
ちゃ‐ぶろ【茶風炉】
茶の湯で、湯を沸かすのに用いる風炉。
ちゃ‐べんとう【茶弁当】
遊山などのとき、茶道具一式に弁当を添えて携帯するための用具。
ちゃ‐ほ【茶舗】
茶を製造・販売する店。
ちゃ‐ほう【茶法】
茶道の作法。