いし‐ごき【石御器】
茶碗の異称。「—に一、二杯」〈浄・博多小女郎〉
いし‐ざら【石皿】
1 皿形の石器。安山岩などでつくり、長さ20〜40センチの円形・楕円形のものが多い。木の実や穀物などをすりつぶすのに使った。日本では縄文時代に多くみられる。 2 江戸時代、街道茶屋で煮しめを盛る...
いしだん‐いし【石段石】
1 茶室の庇(ひさし)の下に踏み段として据えた石。自然石を用い、沓脱(くつぬ)ぎ石と踏み段石(二番石)を高低二段に置く。 2 日本庭園の中の踏み石。自然石を用い、大小とりまぜて並べる。
いし‐はぜ【石爆ぜ】
製陶の際、素地(きじ)中の小石などが焼けはぜて、表面に出たもの。茶器・花器では景色として珍重される。
いし‐まてがい【石馬刀貝/石蟶貝】
イガイ科の二枚貝。海岸の岩やサンゴ塊に穴をあけてすむ。貝殻は円筒形で茶褐色をし、殻長約5センチ。肉は黄白色で、美味。いしわり。
いずれ‐も【何れも】
[連語]どれも。だれも。それぞれ。「—すぐれた短編を集める」
[代] 1 三人称複数の人代名詞。みんな。みなみな。御一同。「某も明日は—を御茶で申し入れうと存ずる」〈虎寛狂・清水〉 2 二人...
いたち【鼬/鼬鼠】
食肉目イタチ科の哺乳類。体長は雄が約30〜45センチ、雌が約20センチ。体毛は赤茶色で、体は細長く、脚が短く、尾は太く長い。主に夜行性で、ネズミ・鶏などを捕食。敵に追いつめられると悪臭を放って逃...
いたち‐うお【鼬魚】
アシロ科の海水魚。全長約60センチ。体はナマズ形で茶褐色、口に六対のひげをもち、背びれ・尾びれ・しりびれが連続している。本州中部以南の浅海にすむ。食用。
いた‐ぶろ【板風炉】
茶道具の風炉の一。板で作った四角い箱形の炉。小田原風炉。
いたり‐ぢゃや【至り茶屋】
高級な、しゃれた茶屋。「南江の—に遊んで」〈浮・置土産・五〉