ちゃ‐ぼうず【茶坊主】
1 室町・江戸時代の武家の職名。来客の給仕や接待をした者。剃髪(ていはつ)していた。御茶坊主。茶道坊主。 2 権力者におもねる者をののしっていう語。1が権力者の威を借りて威張る者が多かったところ...
ちゃ‐ぼん【茶盆】
茶器などをのせる盆。
ちゃ‐み【茶味】
1 たてた茶の味。また、茶道の味わい。 2 風雅なおもむき。「—のあるもてなし」
ちゃ‐みせ【茶店】
1 通行人などに茶菓を供して休息させる店。茶屋。掛け茶屋。 2 製茶を売る店。茶屋。葉茶屋。
ちゃ‐めい【茶名】
茶の湯で、極意を皆伝された茶人に付ける名前。村田珠光の世嗣(よつぎ)村田宗珠が大徳寺の名禅から「宗」の一字をもらって付けて以来、家元から指南を許されると「宗」の字を上に付ける。
ちゃ‐めい【茶銘】
茶の湯用の葉茶に付ける固有の名。室町末期に宇治の茶園名に始まり、現在は各宗家の好みによって付ける。初昔(はつむかし)・後昔(のちむかし)など。
ちゃ‐めし【茶飯】
1 塩味を加え、茶の煎(せん)じ汁で炊いた飯。奈良茶飯。 2 炊き上がった飯に細かく刻んだ煎茶をまぜ入れたもの。 3 醤油・酒などを入れて炊いた飯。さくらめし。きがらちゃめし。
ちゃ‐や【茶屋】
1 茶を製造・販売する職業。また、その家。葉茶屋。 2 旅人などに茶菓を供し休息させる店。茶店(ちゃみせ)。「峠の—」 3 江戸時代、上方の遊里で、客に芸者・遊女を呼んで遊ばせた家。揚屋(あげや...
ちゃや‐ぐるい【茶屋狂ひ】
茶屋遊びに夢中になること。「傾城買ひは申すに及ばず、—、小宿狂ひもせぬやうに」〈浮・色三味線・一〉
ちゃや‐こや【茶屋小屋】
「茶屋4」に同じ。「—の女中衆ではなし、商人家のお飯焚がそれでは済みません」〈滑・浮世風呂・三〉