とう‐さんさい【唐三彩】
中国、唐代に作られた軟質陶器。白・緑・黄・茶・藍などの色釉(いろぐすり)で彩ったもので、各種の器のほか、俑(よう)も多い。
とう‐ちゃ【唐茶】
1 茶の変種。茶より大形の低木。葉は飲用になる。にがちゃ。 2 中国渡来の茶。 3 酒をいう僧侶仲間の隠語。「—の御馳走になりまして、大酩酊いたしました」〈伎・富士額男女繁山〉
とう‐ちゃ【闘茶】
茶の産地や品種を飲み分けて勝負を競う茶会の一種。宋から渡来し、鎌倉末期から南北朝時代にかけて盛んに行われた。現在の茶かぶきにその形がうかがえる。
とうどう‐いが【藤堂伊賀】
伊賀焼の一。寛永(1624〜1644)のころ、藤堂藩2代藩主高次が焼かせた陶器。茶器、特に水指(みずさし)が多い。
とうほく‐のうさぎ【東北野兎】
ノウサギの一亜種。体長約50センチ、尾が短い。体毛は茶色で、冬に白色に変わる。本州に分布。えちごうさぎ。
とう‐みつ【糖蜜】
1 サトウキビなどを使って砂糖を製造するときに、糖液を蒸発・濃縮させて結晶を分離したあとに残る茶褐色の液体。砂糖製造の際の副産物で、主としてアルコール発酵や製パン用イーストの原料、製菓材料、甘味...
とおし‐がも【通し鴨】
夏になっても北へ飛び立たないで残っている鴨。《季 夏》「暮らすには一人がましか—/一茶」
とお‐やま【遠山】
1 遠方の山。遠くに見える山。 2 葉茶壺の肩にある、ひもを通す耳。 3 「遠山灰」の略。
とおやま‐ばい【遠山灰】
茶の湯で、風炉の五徳の向こうに山の形に盛った灰。一つ山・二つ山・向山(むこうやま)の3種がある。
とくよう‐さくもつ【特用作物】
食用以外の特別の用途にあてるため栽培・加工する農作物。綿・桑・茶・麻・タバコ・藍(あい)など。