かに‐くさ【蟹草】
カニクサ科の蔓性(つるせい)で多年生のシダ。関東以西の山地に自生。蔓状の地上部は葉の変形したもので、葉状の部分は羽片。夏、上方の羽片の裏面にカニの内臓に似た胞子嚢(ほうしのう)群をつける。漢方で...
かにつり‐ぐさ【蟹釣草】
イネ科の多年草。草原や道端に生える。高さ約60センチ。葉は線形。初夏、円錐状に花をつける。子供がこの茎でサワガニを釣って遊ぶところからいう。
かねつしき‐タバコ【加熱式タバコ】
タバコの葉を加熱して発生したニコチンを蒸気とともに吸引する、紙巻きタバコの代用品。葉の燃焼を伴わず、煙は発生しない。非燃焼加熱式タバコ。電気加熱式タバコ。→電子タバコ
かのこ‐そう【鹿の子草/纈草】
スイカズラ科の多年草。やや湿った草地に生え、高さ30〜80センチ。羽状に切れ込みのある葉を対生。晩春、淡紅色の小花を多数つけ、つぼみのある様子が鹿の子絞りに似る。漢方で根を吉草根(きっそうこん)...
かべ‐くさ【壁草】
壁を作るときに土に混ぜて使う草。カヤ・ススキ・アシなどの類。「新室(にひむろ)の—刈りにいまし給はね」〈万・二三五一〉 [補説]書名別項。→壁草
かべくさ【壁草】
室町後期の連歌集。10巻。宗長自撰。文亀元年(1501)から永正9年(1512)までの約10年の間に増補改訂が行われている。
かみあまくさ【上天草】
熊本県西部、天草上島(あまくさかみしま)東半分と大矢野(おおやの)島などからなる市。漁業やポンカンの栽培が盛ん。平成16年(2004)大矢野町、松島町、姫戸(ひめど)町、龍ヶ岳(りゅうがたけ)町...
かみ‐タバコ【噛みタバコ】
かんで、その香気を味わうタバコ。タバコの葉をひも状や板状に押し固め、香料などを加えたもの。
かみまき‐タバコ【紙巻(き)タバコ】
刻んだタバコの葉を薄い紙で巻いたもの。両切り・口付き・フィルター付きがある。紙巻き。シガレット。→刻みタバコ →葉巻き
かもじ‐ぐさ【髢草】
イネ科の越年草。高さ50〜70センチ。葉は線形。初夏、茎の上部に緑白色の小穂を互生する。葉で人形のかもじを作って遊んだことによる名。《季 春》「思ひ出の道みな細し—/不死男」