ゆう‐だち【夕立】
1 夏の午後に降る激しいにわか雨。雷を伴うことが多い。白雨(はくう)。《季 夏》「—や草葉を掴(つか)むむら雀/蕪村」 2 夕方になって、風・雲・波などの起こり立つこと。「—の風にわかれて行く雲...
ゆうひ‐がくれ【夕日隠れ】
夕日が当たらないこと。また、その場所。「消ぬが上に重ねて霜やおく山の—の谷の下草」〈続後撰・冬〉
ゆう‐ぼく【遊牧】
[名](スル)1か所に定住しないで、牛や羊などの家畜とともに水や牧草を求めて、移動しながら牧畜を行うこと。「裾野の草原で—する」
ゆうぼく‐みんぞく【遊牧民族】
遊牧して生活する民族。中央アジア・西アジア・アフリカなどの砂漠や草原に分布。
ゆうれい‐ぐも【幽霊蜘蛛】
1 ユウレイグモ科のクモの総称。体長3〜5ミリで脚が著しく長い。草の間や天井裏に不規則な棚状の網を張る。 2 ザトウムシの俗称。
ゆかり‐の‐いろ【縁の色】
《古今集・雑上の「紫の一本(ひともと)ゆゑに武蔵野の草はみながらあはれとぞ見る」から》紫色。「春も惜し花をしるべに宿からん—の藤の下陰」〈拾遺愚草・上〉
ゆがま【湯釜】
草津白根山頂にある火口湖。直径約300メートルで湖水は強酸性。付近に水釜(みずがま)・涸釜(かれがま)の二つの火口湖があり、いずれも有史以降、水蒸気噴火を繰り返している。ゆかま。
ゆき‐ざさ【雪笹】
キジカクシ科の多年草。林下に生え、高さ約40センチ。上部は斜めに伸び、全体に粗い毛がある。葉は広楕円形で、2列に互生。5、6月ごろ、白い小花を多数つけ、赤い実ができる。
ゆき‐どま・る【行(き)止(ま)る】
[動ラ五(四)] 1 進んで行って、そこで止まる。いきどまる。「砂利を軋(きし)る車輪がはたと—・った」〈漱石・虞美人草〉 「待つ人は—・りつつあぢきなく年のみ越ゆるよさのおほ山」〈和泉式部集〉...
ゆき‐の‐した【雪の下】
1 ユキノシタ科の多年草。湿った所に生える。全体に毛があり、茎は紅紫色で地をはい、節から小苗を出して増える。葉は多肉質の腎臓形で、長い柄があり、裏面は暗赤色。夏、20〜50センチの花茎を伸ばし、...