きく‐ざし【菊尺】
⇒きくじゃく(菊尺)
きく‐じゃく【菊尺】
菊の花の寸法を測るための尺度。また、その物差し。1尺は曲尺(かねじゃく)の6寸4分(約19センチ)に相当。きくざし。
きく‐すい【菊水】
水の流れに菊の花が浮かぶ模様。紋所では楠木(くすのき)氏の家紋が有名。
きく‐すい【菊水】
中国河南省南部を流れる白河の支流。この川の崖上にある菊の露がしたたり落ち、これを飲んだ者はみな長生きしたという。菊の水。
きくすい‐かみきり【菊吸天牛】
カミキリムシ科の昆虫。体長6〜9ミリ。体は黒く、胸部背面に赤黄色の斑紋が一つある。菊・ヨモギなどの新しい茎にかみ傷を輪状につけて産卵し、しおれさせる。きくすい。《季 秋》
きく‐ずみ【菊炭】
《切り口が菊花形をしているところから》茶の湯で用いる輪切りにした櫟炭(くぬぎずみ)。
きく‐ぞろえ【菊揃え】
菊を陳列して、咲きぐあいの優劣を競うこと。
きくたけ‐きよのり【菊竹清訓】
[1928〜2011]建築家。福岡の生まれ。黒川紀章らとメタボリズム理論を提唱。大阪万博のエキスポタワーや江戸東京博物館などを設計した。海上都市などの都市構想でも知られる。著作に「代謝建築論」など。
きくた‐ずり【菊多摺り】
福島県菊多地方で産した小紋の摺り模様。江戸中期に八丈絹に用いられた。
きくた‐の‐せき【菊多の関】
勿来(なこそ)の関の古称。