しょくよう‐ぎく【食用菊】
花弁を食用とする菊。苦みのない、香りのよい品種を用いる。おひたしや酢の物などにして賞味。料理菊。
しら‐ぎく【白菊】
1 白い花の咲く菊。しろぎく。《季 秋》 2 襲(かさね)の色目の名。表は白、裏は蘇芳(すおう)。秋に用いる。
しら‐やまぎく【白山菊】
キク科の多年草。山地に生え、高さ約1.5メートル。葉は長い心臓形で毛がある。夏から秋、周囲が白く中央が黄色い頭状花をつける。若苗をむこなといい食用にする。東風菜。
しろ‐ぎく【白菊】
「しらぎく1」に同じ。
しろたえ‐ぎく【白妙菊】
キク科の多年草。茎と葉は白い綿毛で覆われる。5〜9月ごろ、黄色い頭状花がいくつもかたまって咲く。地中海沿岸地方の原産。花壇などに植える。ダスティミラー。セネシオ。《季 春》
じょちゅう‐ぎく【除虫菊】
キク科の多年草。高さ約60センチ。夏、白色で中央が黄色の頭状花をつける。花はピレトリンを多く含み、乾かし粉末にして蚊取り線香や農業用の殺虫剤の原料にする。バルカン半島の原産。のみとりぎく。しろば...
スプレー‐ぎく【スプレー菊】
《spray type chrysanthemum》枝分かれして多くの花をつける種類の菊。スプレーマム。
そが‐ぎく【承和菊/曽我菊】
黄菊(きぎく)の異称。「かの見ゆる池べに立てる—の茂みさ枝の色のてこらさ」〈拾遺・雑秋〉
だるま‐ぎく【達磨菊】
キク科の多年草。海岸の岩に生え、高さ30〜60センチ。よく枝分かれし、茎・葉に毛が多くビロード状になる。秋、周囲が青紫色で中心が黄色の頭状花を開く。観賞用に栽培。
だん‐ぎく【段菊】
シソ科の多年草。高さ約60センチ。全体に毛があり灰色を帯びる。9〜11月、葉の付け根ごとに数段、紫色の小花が密集して咲く。九州西部に分布。観賞用に栽培。花が葉腋(ようえき)ごとに段をなして咲くと...