ひしかわ‐は【菱川派】
浮世絵の一派。菱川師宣(もろのぶ)を祖とし、その子師房や門人たち。
ひし‐がき【菱垣】
竹を菱形に組んで作った垣。
ひし‐がた【菱形】
1 ヒシの実のようなかたち。 2 四角形のすべての辺の長さが等しいもの。このうち、すべての角が直角のものは正方形。斜方形。りょうけい。
ひしがた‐やらい【菱形矢来】
「菱矢来(ひしやらい)」に同じ。
ひし‐がに【菱蟹】
ヒシガニ科の甲殻類。海底にすみ、甲幅約5センチ。甲は菱形で表面の凹凸が著しく、はさみ脚がきわめて長い。本州中部以南に分布。
ひし‐くい【鴻/菱喰】
カモ科の鳥。全長83センチくらい。体は褐色、くちばしは黒く先に黄色帯がある。ユーラシア北部で繁殖、日本には冬鳥として飛来。ヒシの実や草を食べる。天然記念物。沼太郎。おおがり。《季 秋》
ひし‐くみ【菱組】
菱形に組むこと。また、その組んだもの。
ひし‐だい【菱台】
菱餅や菓子をのせる、菱形の台。
ひし‐とじ【菱綴】
「菱縫(ひしぬい)」に同じ。
ひし‐ぬい【菱縫】
1 兜(かぶと)の錏(しころ)、鎧(よろい)の袖・草摺(くさずり)などの裾板に、赤革のひもや赤糸の組ひもでX形に綴じた飾り。ひしとじ。 2 「菱縫の板」の略。