落(お)ち武者(むしゃ)は薄(すすき)の穂(ほ)に怖(お)ず
落ち武者はおびえているので、ちょっとしたことにも怖がる。怖いと思えば、何でもないものまで、すべて恐ろしく感じることのたとえ。落ち武者は薄の穂に恐(おそ)る。
おち‐め【落(ち)目】
1 勢いなどが盛りを過ぎて下り坂になること。「人気が—になる」 2 商品の量目が、送り状の記載よりも減っていること。
おちゃ‐ない【落ちゃない】
《「(毛髪の)落ちはないか」という呼び声から》近世、髢(かもじ)の材料にするための抜け毛を買い集めた人。落ち買い。
おち‐ゆ・く【落(ち)行く】
[動カ五(四)] 1 遠くへ逃げていく。「最果ての地に—・く」 2 結局は、そこに行き着く。帰着する。「いろいろ意見はあるが—・く先は一つだ」 3 落ちぶれていく。劣っていく。「—・くけぢめこそ...
お・ちる【落ちる/堕ちる/墜ちる】
[動タ上一][文]お・つ[タ上二] 1 上から下へ自然に、また、急に移動する。 ㋐落下する。「谷底へ—・ちる」「涙が頰(ほお)を伝って—・ちる」「吊り橋が—・ちた」 ㋑雨・雪などが降る。「寒いと...
おちる【落ちる】
多岐川恭の短編小説。昭和33年(1958)刊行。同年、第40回直木賞受賞。
落(お)ちを取(と)・る
拍手喝采(かっさい)を受ける。「かみさまや女中たちが見物してぢゃが、一ばん—・る気はねえか」〈滑・膝栗毛・七〉