ひどいかんじちちいのうえみつはる【ひどい感じ 父・井上光晴】
井上荒野の著書。平成14年(2002)刊行。自身の父である井上光晴の破天荒な人生を描く。
びんぼうものがたり【貧乏物語】
河上肇の著書。大正5年(1916)9〜12月「大阪朝日新聞」に連載。翌年刊。貧困の現状、原因、救済策を論じた3編からなる。後年、救済策が不徹底として、著者みずから絶版とした。
ピーターパン‐シンドローム【Peter Pan Syndrome】
大人になることを拒み、現実から逃避する傾向のある現代男性の症候群。米国の心理学者ダン=カイリーが1983年刊の同名著書で定義した。
ふんしょ【焚書】
中国、明末の思想家李贄(りし)の著書。6巻。1590年刊。人間にとって最も本来的なものとして童心を主張し、特異な人間肯定論を展開。
ぶんがくにゅうもん【文学入門】
桑原武夫の著書。昭和25年(1950)刊。新書作品として書き下ろされた文学批評で、ベストセラーとなった。
ぶんめいろんのがいりゃく【文明論之概略】
福沢諭吉の著書。6巻。明治8年(1875)刊。西洋・日本の文明の特徴を論じ、日本のとるべき道を示した明治初期啓蒙思想の代表作。
ヘリコプター‐マネー【helicopter money】
あたかもヘリコプターから現金をばらまくように、中央銀行あるいは政府が、対価を取らずに大量の貨幣を市中に供給する政策。米国の経済学者フリードマンが著書「貨幣の悪戯」で用いた寓話に由来。中央銀行によ...
べんしん‐ろん【弁神論】
《theodicy》世界における悪の存在が、世界の創造者である全能な神の善性と矛盾するものではないことを弁明しようとする神の弁護論。ライプニッツが初めて用いた語で、著書「弁神論」において体系的に...
ぼんような‐あく【凡庸な悪】
第二次大戦中に起きたナチスによるユダヤ人迫害のような悪は、根源的・悪魔的なものではなく、思考や判断を停止し外的規範に盲従した人々によって行われた陳腐なものだが、表層的な悪であるからこそ、社会に蔓...
マイン‐カンプ【(ドイツ)Mein Kampf】
ヒトラーの著書「わが闘争」の原題。