きつねとおどれ【狐と踊れ】
神林長平によるSF小説。昭和54年(1979)、第5回ハヤカワSFコンテストで佳作入選した著者のデビュー作。
きづた
《原題、(イタリア)L'Edera》イタリアの女流小説家、デレッダの長編小説。著者の故郷サルディーニャ島を舞台とする。1908年刊行。
きぬのへんよう【絹の変容】
篠田節子による中編ホラー小説。平成2年(1990)、第3回小説すばる新人賞を受賞。著者のデビュー作。
きみはえいえんにそいつらよりわかい【君は永遠にそいつらより若い】
津村記久子の小説。平成17年(2005)、津村記久生(きくお)の筆名で応募し、第21回太宰治賞を受賞した作品「マンイーター」に加筆、改題して同年出版したもの。著者のデビュー作。
キャラメルこうじょうから【キャラメル工場から】
佐多稲子の小説。昭和3年(1928)、日本プロレタリア芸術連盟の機関紙「プロレタリア芸術」2月号に掲載。はじめ著者の少女期の体験をもとにしたエッセーとして書かれたが、中野重治の勧めにより小説化された。
きゅうしょうさんじゅつ【九章算術】
中国古代の算術書。3世紀ころ成立。著者未詳。土地面積・穀物交換・分配などの計算術を9章に分けて記す。高度な内容を含み、後世まで重んじられた。
きょうかせいか【狂か聖か】
《原題、(スペイン)O locura o santidad》エチェガライの戯曲。3幕。1877年初演。著者の出世作。
きょだいなへや【巨大な部屋】
《原題The Enormous Room》米国の詩人カミングズの小説。1922年刊。第一次大戦中に著者が経験した監獄独房生活をもとに書かれた作品。
キリストでん【キリスト伝】
《原題、(イタリア)Storia di Cristo》イタリアの小説家・批評家、パピーニによるイエス=キリストの評伝。1921年刊行。無神論者であった著者のカトリックへの回心を示す作品。別邦題「...
きろ【帰路】
立原正秋の小説。昭和55年(1980)刊行の、著者最晩年の作品。