ブッデンブロークけのひとびと【ブッデンブローク家の人々】
《原題、(ドイツ)Buddenbrooks》トマス=マンの長編小説。1901年刊行。著者自身の生家をモデルとし、ある商家の4代にわたる歴史とその没落するさまを描く。マンはこれにより1929年にノ...
ブルートレインさつじんじけん【寝台特急殺人事件】
西村京太郎の長編推理小説。昭和53年(1978)刊行。著者が得意とする鉄道ミステリーの第1作。寝台特急はやぶさを舞台に十津川警部が活躍する。ドラマ化もされている。
ぶんがくさんぽ【文学散歩】
《原題、(フランス)Promenades littéraires》グールモンによる文学評論集。著者の生前に刊行されたものは全5巻で、1904年から1913年にかけて出版された。
ぶんけ【分家】
伊藤左千夫による自伝的小説。著者唯一の長編小説で、明治44年(1911)3〜7月に正編、明治45年(1912)3〜7月に続編を、いずれも「東京日日新聞」に連載。九十九里の農村を舞台に、農家の次男...
プリズンホテル
浅田次郎の小説シリーズ。やくざが経営するホテルを舞台に、著者自身を思わせる作家、訪れる人々や従業員たちの織り成すさまざまな物語を描く。平成5年(1993)の第1作「プリズンホテル夏」以降、平成9...
プレーンソング
保坂和志の小説。平成2年(1990)、雑誌「群像」に発表。著者のデビュー作。続編に「草の上の朝食」がある。
へきがんろく【碧巌録】
中国の仏教書。10巻。宋の圜悟克勤(えんごこくごん)著。1125年成立。雪竇重顕(せっちょうじゅうけん)が百則の公案を選んだものに、著者が垂示(序論的批評)・著語(じゃくご)(部分的短評)・評唱...
ヘスペルス【(ドイツ)Hesperus】
ジャン=パウルの小説。1795年刊。上流階級の婦人を中心にベストセラーとなった、著者の出世作。
へびにピアス【蛇にピアス】
金原ひとみの短編小説。平成15年(2003)発表。同年、第27回すばる文学賞、第130回芥川賞受賞。著者のデビュー作。平成20年(2008)映画化。
へんしん【変身】
《原題、(ドイツ)Die Verwandlung》カフカの小説。1915年刊。巨大な毒虫に変身した主人公の悲劇を通して、現代人の孤独と不安を描く。 西東三鬼の句集。著者没後の昭和37年(19...