せき‐しょうぶ【石菖蒲】
セキショウの別名。いしあやめ。
そう‐ぶ【菖蒲】
《「そう」は「しょう」の直音表記》「しょうぶ(菖蒲)」に同じ。「—ふく家に時鳥(ほととぎす)鳴けり」〈落窪・三〉
たぬき‐あやめ【狸菖蒲】
タヌキアヤメ科の多年草。九州南部、沖縄の水湿地に自生し、高さ0.5〜1メートル。葉はアヤメに似て線形で基部は茎を包む。8〜10月ごろ、褐色の毛を密生した穂に黄色い花をつける。
ちょ‐ぼ【樗蒲】
1 「かりうち」に同じ。 2 「樗蒲一(ちょぼいち)」の略。
とう‐しょうぶ【唐菖蒲】
グラジオラスの別名。
ドイツ‐あやめ【ドイツ菖蒲】
アヤメの園芸品種の一。ヨーロッパ原産の数種を交雑して作られ、花色は紫・白・黄色など変化に富み、5、6月ごろ開花する。ジャーマンアイリス。
にしかん【西蒲】
新潟市の区名。旧西川町・旧巻町の一部・旧岩室村・旧潟東村・旧中之口村域を占める。
ねじ‐あやめ【捩菖蒲】
アヤメ科の多年草。高さ約1メートル。葉は剣状でねじれている。春、淡紫色の香りのある花を開く。朝鮮半島・中国の原産。馬藺(ばりん)。馬楝(ばれん)。《季 春》
のち‐の‐あやめ【後の菖蒲】
「六日の菖蒲(あやめ)」に同じ。
の‐はなしょうぶ【野花菖蒲】
アヤメ科の多年草。山地や野原に生える。高さ約1メートル。葉は剣状。6月ごろ開花し、花は基部に黄色い斑をもつ外花被3枚と、小さくて直立する内花被3枚とからなり、ともに赤紫色。ハナショウブの原種。