つる‐どくだみ【蔓蕺】
タデ科の蔓性の多年草。茎は他に巻きつき、葉はドクダミに似る。秋、白い小花を円錐状につける。中国の原産。塊根を漢方で何首烏(かしゅう)といい強壮薬にする。
つる‐な【蔓菜】
ハマミズナ科の多年草。海浜の砂地に生え、栽培もされる。高さ約60センチ。全体に多肉質で、茎はやや蔓状になる。葉は柄を持ち厚く、円みのある三角形。夏から秋、葉のわきに黄色い小花を1、2個つける。食...
つるなし‐いんげん【蔓無隠元】
インゲンマメの変種。茎はまっすぐに伸びる。広く栽培され、食用。
つる‐にちにちそう【蔓日日草】
キョウチクトウ科の蔓性(つるせい)の多年草。茎は横にはい、卵形の葉を対生する。3〜6月、先の5裂した紫青色の花が咲く。ヨーロッパ・北アフリカの原産で、庭などに植える。ビンカ。
つる‐にんじん【蔓人参】
キキョウ科の蔓性の多年草。山野に生え、根は紡錘形。茎や葉を切ると白い液が出る。葉は長楕円形。夏から秋にかけて、白緑色で内面に紫褐色の斑点がある鐘形花が咲く。
つる‐ひよどり
キク科の蔓性(つるせい)の多年草。葉は細い心臓形。秋、白い小花が集まって咲く。南北アメリカの熱帯に分布。繁殖力が非常に強く、日本では特定外来生物。
つる‐ぼ【蔓穂】
キジカクシ科の多年草。原野に生え、高さ約30センチ。地下の鱗茎(りんけい)から線形の葉が2枚出る。秋の初め、花茎の上部に淡紫色の小花を多数穂のようにつける。参内傘(さんだいがさ)。するぼ。
つる‐まき【蔓巻】
シマウシノシタの別名。
つるまき‐ばね【蔓巻発条】
鋼線などをらせん状に巻いて作ったばね。コイルばね。
つる‐まさき【蔓柾】
ニシキギ科の蔓性の常緑低木。山地にみられ、気根を出して他の木をはいあがる。葉は楕円形でマサキに似る。7月ごろ、黄緑色の小花が密生して咲く。