はんしょう‐づる【半鐘蔓】
キンポウゲ科の落葉性で木質の蔓(つる)植物。山地に生える。葉は3枚の小葉からなる複葉で、対生。初夏、紅紫色の釣鐘形の花を下向きに開く。実に白い毛がある。つりがねかずら。
ひかげ‐の‐かずら【日陰の蔓/日陰の鬘】
1 ヒカゲノカズラ科の常緑多年生の蔓性(つるせい)のシダ。山野に生え、茎は地をはい、針状の葉がうろこ状につく。茎から細い枝が直立し、長さ約5センチの黄色い胞子嚢(ほうしのう)の穂をつける。胞子を...
びんぼう‐づる【貧乏蔓】
ヤブガラシの別名。
ふじ‐づる【藤蔓】
藤のつる。
ぼたん‐づる【牡丹蔓】
キンポウゲ科の落葉性の蔓植物。原野に生え、茎は木質化し、淡褐色のはがれやすい皮がある。葉はボタンに似る。夏、乳白色の花が多数咲く。えみぐさ。
まん【蔓】
[人名用漢字] [音]マン(呉) [訓]つる 1 のびて絡みつく草。つる草。「蔓生」 2 はびこる。「蔓延(まんえん)」 [難読]蔓延(はびこ)る
もめん‐づる【木綿蔓】
マメ科の多年草。山地に生え、茎は地をはう。葉は卵形の小葉からなる羽状複葉。夏、淡黄緑色の蝶形の花を総状につけ、豆果は密集してつく。名は、根が繊維状に裂けやすいことによる。
やま‐かずら【山蔓/山鬘】
1 ヒカゲノカズラの別名。 2 1で作った髪飾り。「あしひきの—の児(こ)今日行くと我に告げせば帰り来(こ)ましを」〈万・三七八九〉 3 夜明け方、山の端(は)にかかる雲。「明星や桜さだめぬ—」...
らしょうもん‐かずら【羅生門蔓】
シソ科の多年草。山野に生え、高さ15〜30センチ。葉は心臓形で、対生。4、5月ごろ、上部の茎に、紫色の唇形の花が並んでつく。名は、花の形を羅生門(羅城門)で切り落とされたという鬼の腕になぞらえた...