くら‐けん【蔵券】
《「蔵」は大蔵省の略。名称は大蔵省時代からの名残》「財務省証券」に同じ。
くら‐ざらえ【蔵浚え】
[名](スル) 手持ちの商品を整理するため安値で売ること。蔵払(くらばら)い。「閉店のため—する」
くら‐しゅう【蔵衆】
⇒蔵法師(くらぼうし)1
くら‐だし【蔵出し/庫出し】
[名](スル) 1 倉庫に保管してある品物を取り出すこと。⇔蔵入れ。 2 酒・味噌などの、貯蔵してあった蔵から取り出したばかりのもの。「—の酒」
くら‐づくり【蔵造り/倉造り】
1 蔵を建てること。また、その人。 2 土蔵造りの家。
くらのなか【蔵の中】
宇野浩二の短編小説。大正8年(1919)「文章世界」誌に発表。売れない小説家を主人公とする私小説風の作品で、軽妙饒舌(じょうぜつ)な文体が特徴。
くら‐ばらい【蔵払い】
[名](スル)「蔵浚(くらざら)え」に同じ。
くら‐びと【蔵人】
酒蔵で働く人。杜氏のもとで働く職人。
くら‐びらき【蔵開き】
[名](スル)新年の吉日に、その年初めて蔵を開く祝い。一般に1月11日をその日として、商家・農家で祝いをする。《季 新年》
くら‐ぶぎょう【蔵奉行】
江戸幕府の職名。勘定奉行に属し、各地の米蔵を管理して米穀の出納をつかさどった。