はな‐すすき【花薄】
[名] 1 穂の出た薄。尾花。《季 秋》「—風のもつれは風が解く/蓼汀」 2 襲(かさね)の色目の名。表は白、裏は薄縹(うすはなだ)。 [枕]薄の穂の意から、「穂に出づ」「ほのか」にかかる。...
はる‐すすき【春薄】
柳のこと。
ひ‐はく【菲薄】
[名・形動]粗末で劣っていること。才能などの乏しいこと。また、そのさま。「蘇蘭(スカツトランド)人民の産業甚だ—なりしもの」〈中村訳・西国立志編〉
ふ‐はく【浮薄】
[名・形動]あさはかで軽々しいこと。また、そのさま。軽薄。「軽佻(けいちょう)—」「其様な—な婦人(おんな)じゃあなし」〈二葉亭・浮雲〉
ほ‐すすき【穂薄/穂芒】
穂の出ているススキ。《季 秋》「機関車に助手—を弄(もてあそ)ぶ/誓子」
むら‐すすき【叢薄】
群がって生えているススキ。《季 秋》「はるばると雲のかげりや—/暁台」