くせ‐ぼさつ【救世菩薩】
救世観世音菩薩のこと。
くだつ‐ぼさつ【救脱菩薩】
八大菩薩の第四。病苦・厄難を除く。薬師本願経に説かれている菩薩。
け‐ぼさつ【化菩薩】
衆生(しゅじょう)を救うために、菩薩が仮の姿でこの世に現れたもの。
こくうぞう‐ぼさつ【虚空蔵菩薩】
《(梵)Ākāśa-garbhaの訳》虚空が無限に一切のものを蔵するように、その智慧と功徳(くどく)が広大無辺である菩薩。胎蔵界曼荼羅(まんだら)の虚空蔵院の主尊で、蓮華座に座し、五智宝冠を頂き...
こんごうぞうおう‐ぼさつ【金剛蔵王菩薩】
胎蔵界曼荼羅の虚空蔵(こくうぞう)院中の一菩薩。百八臂(ひゃくはっぴ)で108の煩悩を打ち砕くことを表す。蔵王。蔵王菩薩。蔵王権現。こんごうざおうぼさつ。 金剛薩埵(さった)の変化身。こんご...
ごだいこくうぞう‐ぼさつ【五大虚空蔵菩薩】
虚空蔵菩薩の徳を分けて五尊とし、五方に配したもの。中央に法界、東方に金剛、南方に宝光、西方に蓮華(れんげ)、北方に業用の各虚空蔵を配する。
ごだいりき‐ぼさつ【五大力菩薩】
三宝と国土を守護する大力のある五人の菩薩。金剛吼(こんごうく)・竜王吼・無畏十力吼(むいじゅうりきく)・雷電吼・無量力吼の五菩薩。 「五大力1」に同じ。
ささ‐ぼさつ【𦬇/𦬇菩薩】
「菩薩」の2字の草冠を合わせて「𦬇」とだけ書いた字。「菩薩」の略字として、仏書などの書写に多く使われる。片仮名の「サ」を重ねたように見えるのでいう。
さつ【薩】
[人名用漢字] [音]サツ(漢) 1 梵語の音訳字。「薩埵(さった)/菩薩(ぼさつ)」 2 薩摩(さつま)国。「薩州」
し‐ぼさつ【四菩薩】
人間界に最も縁の深い四菩薩。観音(かんのん)・弥勒(みろく)・普賢(ふげん)・文殊(もんじゅ)。 「法華経」涌出品(ゆしゅつぼん)に説く、末世に現れて法華経を世に広める役割をもつ四菩薩。上行...