あい‐ろう【藍蝋】
藍甕(あいがめ)の縁についた藍汁の泡を集めて棒状に固めたもの。現在は多く古い藍染めの布に苛性(かせい)ソーダなどを加えて煮出してつくる。絵の具などに使用。藍棒(あいぼう)。
らん【藍】
[常用漢字] [音]ラン(呉)(漢) [訓]あい 1 タデ科の草の名。アイ。「出藍」 2 あい色。「藍碧(らんぺき)・藍綬褒章(らんじゅほうしょう)」 3 梵語の音訳字。「伽藍(がらん)」 [難...
らんい‐しゃ【藍衣社】
中華民国の秘密政治結社。1932年ごろ黄埔(こうほ)軍官学校の出身者を中心に結成されたといわれ、蒋介石政権の独裁維持と反対勢力の撲滅を目的とした。党員が藍色の上着を着ていたのでこの名がある。正式...
らんし‐しょく【藍紫色】
藍(あい)色を帯びた紫色。
らんしょう‐せき【藍晶石】
アルミニウムの珪酸塩(けいさんえん)鉱物。青灰色でガラス光沢があり、板状または四角柱状の結晶。三斜晶系。結晶面の方向により硬度が異なるので二硬石ともいう。紅柱石・珪線石と多形の関係にあり、高圧の...
らん‐しょく【藍色】
濃い青色。あいいろ。
らんじゅ‐ほうしょう【藍綬褒章】
公衆の利益、公共の事業で事績著明な人に授与される褒章。綬(リボン)は藍色。明治14年(1881)制定。
らんせい‐しょう【藍青症】
⇒チアノーゼ
らんせい‐しょく【藍青色】
藍(あい)色を帯びた青色。
らんせん‐せき【藍閃石】
角閃石で、カルシウムが少なくナトリウムに富むもの。ガラス光沢のある暗藍色の鉱物。単斜晶系。ふつう繊維状で、結晶片岩中に産出。