つづらぶみ【藤簍冊子】
江戸後期の歌文集。6巻。上田秋成著。享和2年(1802)成立、文化2〜3年(1805〜06)刊。流麗な雅文体で記された紀行・文集と和歌からなる。
とう【藤】
[常用漢字] [音]トウ(漢) [訓]ふじ 〈トウ〉 1 植物の名。フジ。「藤花」 2 つる性植物の総称。「藤本/葛藤」 3 藤原氏のこと。「源平藤橘(げんぺいとうきつ)」 〈ふじ〉「藤色・...
とう‐おう【藤黄】
「雌黄(しおう)2」に同じ。
とう‐か【藤花】
藤の花。「—の宴」
とうくろう【藤九郎】
アホウドリの別名。
とうごろう‐いわし【藤五郎鰯/頭五郎鰯】
スズキ目トウゴロウイワシ科の海水魚。全長約15センチ。体は長紡錘形で、うろこが硬くてはがれにくい。本州中部以南の沿岸表層を群泳。
とう‐し【藤氏】
《「とうじ」とも》藤原姓の氏族。
とうし‐の‐しけ【藤氏の四家】
藤原不比等の四人の子がそれぞれ成した家、すなわち武智麻呂の南家、房前(ふささき)の北家、宇合(うまかい)の式家、麻呂の京家の総称。四家。
とうじゅうろうのこい【藤十郎の恋】
菊池寛の小説。大正8年(1919)、大阪毎日新聞で発表。のちに1幕3場の戯曲に書き改め、大正9年(1920)刊行の同名の戯曲集に収録。初世坂田藤十郎を主人公とする。
とうじゅ‐がくは【藤樹学派】
中江藤樹の学説を継ぎ、またはその系統に属する学派。王陽明の致良知(ちりょうち)説を奉じ、実行を本旨とする。江西学派。