やぶ‐へび【藪蛇】
《「藪をつついて蛇を出す」から》よけいなことをして、かえって自分にとって悪い結果を招くこと。「文句がとんだ—になる」
やぶ‐まき【藪巻(き)】
雪折れを防ぐために、低木や竹藪などを、むしろや縄などで巻くこと。《季 冬》
やぶ‐みょうが【藪茗荷】
ツユクサ科の多年草。林下の藪に生え、高さ50〜70センチ。白い根が横にはい、茎は直立。葉は長楕円形で互生し、ミョウガに似る。夏、茎の上部に白い小花を数段つけ、実は藍色に熟す。関東以西に分布。杜若...
藪(やぶ)をつついて蛇(へび)を出(だ)す
必要もないことをしたために災いを受けるたとえ。藪蛇。
八幡(やわた)の藪(やぶ)知(し)らず
《千葉県市川市八幡にあった竹藪は、一度入ると出口がわからなくなるといわれたところから》出口がわからないこと。また、迷うことのたとえ。八幡(やわた)知らず。
よう‐い【庸医】
治療のうまくない医者。平凡な医者。藪(やぶ)医者。
らしょう‐もん【羅生門】
⇒羅城門(らじょうもん) 謡曲。五番目物。金春を除く各流。観世小次郎信光作。今昔物語などに取材。ワキ方中心の曲で、渡辺綱が羅生門にすむ鬼と戦い、鬼の片腕を斬(き)り落とす。 芥川竜之介の小...
りっ‐とう【立冬】
二十四節気の一。太陽の黄経(こうけい)が225度に達する日をいい、太陽暦で11月7日ごろ。暦の上で冬の始まる日。《季 冬》「—やとも枯れしたる藪からし/亜浪」