虫(むし)が付(つ)・く
1 衣類・書画などに害虫がつく。 2 未婚の女性に愛人ができる。「大事な娘に—・く」
むし‐がれい【虫鰈】
カレイ科の海水魚。沿岸の砂泥底にすむ。全長約40センチ。体は卵円形。有眼側は暗褐色で、黒褐色の輪状紋が虫食い状に散在。干物などにする。みずがれい。
むし‐きき【虫聞き】
秋の夜、野山に出て松虫などの鳴き声を楽しむこと。平安時代に始まるという。《季 秋》
むし‐くい【虫食い/虫喰い】
1 虫が食うこと。また、そのあと。「—の古本」「—の葉」 2 陶磁器の縁に表れた釉(うわぐすり)の小さな剝落(はくらく)のあと。虫が食ったあとに似る。釉が素地(きじ)によく付着していないとできる...
むしくい‐ざん【虫食い算】
計算式の一部を空白にしておいて、その部分に数字を補って計算式を完成させる問題。
むし‐く・う【虫食う】
[動ワ五(ハ四)]「むしばむ」に同じ。「阿娑縛抄(あさばしょう)の三十巻ばかり—・い余せるを尋ね出し」〈露伴・新浦島〉
むし‐くだし【虫下し】
内服して、回虫などの寄生虫を体外へ出す薬。駆虫薬。駆虫剤。
むし‐くよう【虫供養】
10月10日ごろに、農作のために殺した虫の霊を慰めるための供養。
むし‐ぐすり【虫薬】
1 小児の腹痛・ひきつけを治す薬。むしおさえ。 2 腹痛止めの薬。
むし‐け【虫気】
1 子供が寄生虫などによって腹痛・ひきつけ・かんしゃくなどを起こすこと。 2 痛みを伴う腹の病気。腹の中にすむ三尸(さんし)の虫によって起こると考えられた。「雨にうたれて、持病の—などが起りやし...