しじょう‐ちゅう【糸状虫】
線虫綱糸状虫科の寄生虫の総称。体は糸状で1〜3センチ。バンクロフト糸状虫は人の血管内に、犬糸状虫は犬・猫の心臓などに寄生。蚊によって媒介される。フィラリア。
した‐むし【舌虫】
⇒舌形(したがた)動物
し‐ちゅう【仔虫】
昆虫などの幼虫。虫の子。
しで‐むし【埋葬虫】
甲虫目シデムシ科の昆虫の総称。体は扁平、前翅(まえばね)はやや短く尾端が露出している。夜行性で、動物の腐肉などを食う。ヤマトモンシデムシ・クロシデムシ・モモブトシデムシなど。
しばん‐むし【死番虫】
甲虫目シバンムシ科の昆虫の総称。体は小形で楕円形。古い家に多く、コツコツと小さな音を立てながら建材などを食い進む。フルホンシバンムシは古書を食害する。名は、英名のdeathwatch(死時計)を...
しみ‐むし【衣魚虫】
シミの別名。
しゃかいせい‐こんちゅう【社会性昆虫】
同種の個体が集団をなし、分業や個体間の協力の著しい昆虫。ハチ・アリ・シロアリなど。
しゃくとり‐むし【尺取虫】
シャクガの幼虫。細長い芋虫で、腹脚が二対しかないので、人が親指と人さし指で尺をとるような進み方をする。静止すると枯れ枝に似る。土瓶わり。すんとりむし。おぎむし。《季 夏》「—尺とり失せて酒剰(あ...
しゃく‐の‐むし【癪の虫】
からだの中にいて、癪を起こすと考えられる虫。転じて、腹を立てること。また、その原因となる事柄。「—がおこる」
しゅちゅう【酒虫】
芥川竜之介の短編小説。大正5年(1916)6月、雑誌「新思潮」に発表。中国、清の時代の伝奇物語集「聊斎志異」に採録された物語「酒蟲」の翻案。