はな‐かめむし【花椿象/花亀虫】
半翅(はんし)目ハナカメムシ科の昆虫の総称。体は細長く、複眼が前方に突出し、翅(はね)はよく発達。草の上や樹皮下などにすみ、ハダニなどを捕るので有益なものも多い。
はね‐かくし【隠翅虫/羽隠虫】
甲虫目ハネカクシ科の昆虫の総称。体長5〜30ミリ。体は扁平で細長い。前翅(まえばね)は非常に短く、後ろ翅はその下に小さく畳み込まれ、腹部の後方が露出している。幼虫・成虫とも昆虫や腐肉を食べ、アリ...
はまき‐むし【葉巻虫】
植物の葉を巻いてその中にすむ虫。ハマキガの幼虫など。《季 夏》「—葉に糸吐きて身をとざす/節子」
は‐むし【羽虫】
1 ハジラミの別名。 2 ハアリの別名。 3 翅(はね)をもつ小さな虫の総称。
は‐むし【葉虫/金花虫】
甲虫目ハムシ科の昆虫の総称。体長数ミリが多いが、2センチくらいのものもある。体は楕円形で背面が膨らみ、体色は、金属光沢のある黒・黄・赤色など。主に植物の茎・葉を食害する。ウリハムシ・サルハムシ・...
はもぐり‐むし【葉潜虫】
葉に潜入して葉肉を食べ、線状の食い跡を残す昆虫。ハモグリガ・ハモグリバエなどの幼虫。字書き虫。絵書き虫。はむぐり。
はら‐の‐むし【腹の虫】
1 腹の中にいる寄生虫。回虫の類。 2 空腹時の腹鳴りを腹の中に虫がいて鳴くものとした、その虫。 3 腹立ちなどの感情を腹の中にいる虫によるものとした、その虫。
はりがね‐むし【針金虫】
1 線形虫綱ハリガネムシ目の袋形動物の総称。体長10〜40センチ、時に1メートルを超え、体幅約1ミリで、黒褐色。幼虫は水生昆虫やカマキリの体内に寄生し、成熟すると脱出して淡水中で自由生活をする。...
ばった【飛蝗/蝗虫/蝗】
直翅(ちょくし)目バッタ科と近縁の科の昆虫の総称。頭部は大きく、触角は短い。前翅(まえばね)はやや厚めで、その下に膜質の後ろ翅が扇子状に折り畳まれる。後脚は太く長く、よく跳躍する。卵は塊にして土...
バンクロフト‐しじょうちゅう【バンクロフト糸状虫】
糸状虫の一種。体は糸状で、体長は雄が2〜5センチ、雌が7〜10センチ。人間のリンパ管に寄生し、象皮病や陰嚢水腫(いんのうすいしゅ)の原因となる。幼虫はミクロフィラリアとよばれ、夜間に末梢血液中に...