ふかい‐がいちゅう【不快害虫】
人間や作物などを害するものではないが、形の気味悪さや大発生などで嫌がられる虫のこと。イモムシ・クモ・ヤスデ・アリ・ダンゴムシ・ワラジムシ・ノミバエ・ユスリカなど。広義にはハチ・カ・ケムシなども含...
ふくろ‐むし【袋虫】
根頭目フクロムシ科の甲殻類の総称。カニ・エビ・ヤドカリなどの腹部に寄生する。体は袋状で、根のような突起を宿主の体内に入れて養分を吸収し、宿主に去勢の現象を起こす。
ふさぎ‐の‐むし【塞ぎの虫】
気分が晴れないのを体内にいる虫のせいにしていう語。「—にとりつかれる」
ふし‐むし【五倍子虫】
1 五倍子を作るアブラムシの総称。ヌルデノミミフシなど。 2 広く、虫癭(ちゅうえい)(虫こぶ)を作る昆虫の総称。イスノキにつくイスノフシアブラムシ、クヌギにつくクヌギノイガタマバチなど。
ふで‐つ‐むし【筆つ虫】
コオロギの別名。
ふなくい‐むし【船食虫】
フナクイムシ科の二枚貝。体は細長く、30センチ以上にもなる。石灰質を分泌して管を作り、その中に入っている。貝殻は退化して小さく、体の前部につき、表面にあるやすり目状の肋(ろく)で、木造船や海中の...
ふな‐むし【船虫】
等脚目フナムシ科の甲殻類。多く海岸の岩石の間などに群れをなしてすみ、体長4センチくらい。体は小判形で、横長の体節に分かれ、胸脚は七対ある。《季 夏》「—に心遊ばせ月を待つ/亜浪」
ふゆうせい‐ゆうこうちゅう【浮遊性有孔虫】
プランクトンとして浮遊生活を送る有孔虫の総称。現生では底生有孔虫に比べて少ない。陸からの砂や泥が流れ込まない海底に堆積し、石灰質軟泥となる。また、堆積岩中に微化石として見つかり、太古の海洋環境を...
ふん‐せんちゅう【糞線虫】
熱帯・亜熱帯地域に広く分布する寄生虫。土壌中にいるフィラリア型の幼虫が皮膚を貫通して侵入し、十二指腸や小腸上部で成虫となる。腸管内で孵化した幼虫の多くは糞便とともに排出される。→糞線虫症
ふん‐ちゅう【糞虫】
哺乳類の糞(ふん)を主な餌とする昆虫。ダイコクコガネ・マグソコガネ・センチコガネ・コブスジコガネなど。動物の糞の分解者として生態系の中で重要な役割を果たしている。糞分解性昆虫。食糞性コガネムシ。...