ひ‐むし【蛾】
蚕のさなぎ。また、その羽化したもの。ひひるむし。「夏虫の—の衣二重着て隠(かく)み宿りはあに良くもあらず」〈仁徳紀・歌謡〉
ひめ‐しろちょう【姫白蝶】
シロチョウ科の昆虫。山地に多い。モンシロチョウより小形で、全体に白く、前翅(まえばね)の先に黒紋がある。
ひめ‐ねずみ【姫鼠】
ネズミ科の哺乳類。日本特産で、森林にすむ。体長約10センチ、尾も同じくらいある。果実や昆虫を食べる。
ひめ‐はなばち【姫花蜂】
膜翅(まくし)目ヒメハナバチ科の昆虫の総称。ミツバチに似るが小形で、体は光沢のある黒色。春に出現するものが多く、土中に穴を掘って巣を作り、花粉や蜜を集めて幼虫の餌とする。
ひめ‐はるぜみ【姫春蝉】
セミ科の昆虫。体は細身で、体長3センチくらい。体は緑褐色で黒い斑紋があり、翅(はね)は透明。
ひめ‐ばち【姫蜂】
膜翅(まくし)目ヒメバチ科の昆虫の総称。体は細長く、腹部は平たい。長い触角をもつ。雌の産卵管は長い針状のものが多く、他の昆虫やクモなどに産卵する。農業上の益虫となる種も多い。
ひめ‐ぼたる【姫蛍】
ホタル科の昆虫。山地の水辺でみられ、体長6〜9ミリと小形。全体に黒く、前胸は淡紅色で暗色部がある。夜、黄色い光を点滅発光する。幼虫は陸生で、ベッコウマイマイなどを食べる。
ひょうほん‐ばこ【標本箱】
昆虫などの標本を入れて保存する箱。上蓋にガラスがはめ込まれている。害虫の侵入と湿気によるかびを防ぐため、密閉性が高い。ドイツ箱。ドイツ型標本箱。
ひょうほん‐むし【標本虫】
1 甲虫目ヒョウホンムシ科の昆虫の総称。体長2〜5ミリ。体は卵形または円筒形で頭部は小さく、黒色から黄褐色。乾燥した動植物質を餌とする。 2 動物の乾燥標本や乾燥食品を食害する昆虫。カツオブシム...
ひょうもん‐ちょう【豹紋蝶】
1 ヒョウモンチョウ亜科の昆虫。翅(はね)は開張5〜6センチ、橙黄褐色の地に黒紋が散在する。山地や高原に多く、低い所を飛び、花に集まる。幼虫の食草はワレモコウ。なみひょうもん。 2 鱗翅(りんし...