ひらた‐あぶ【扁虻】
ハナアブ科の昆虫のうち、腹部の平たいものの総称。胸は黒くつやがあり、腹は橙黄色に黒の横帯をもつものが多い。食蚜蠅(しょくがばえ)。
ひらた‐きくいむし【扁木喰虫】
甲虫目ヒラタキクイムシ科の昆虫。体長約5ミリ。体は長くて扁平で、赤褐色または黒褐色。頭部は突き出し、複眼は大きい。幼虫は木材、特にラワン材を食害。
ひらた‐むし【扁虫】
甲虫目ヒラタムシ科の昆虫の総称。体は著しく扁平で、足の基部は球状。多くは樹皮下にすみ、また貯穀につく害虫もある。
ひら‐むし【扁虫/平虫】
1 サナダムシなど、体が平たい虫の称。 2 渦虫綱の扁形動物の一群。体長5ミリ〜10センチ。体は楕円形・ひも状などで平たい。海産。磯の石の下などにすみ、肉食性で、貝の養殖場の害敵となる。
ひれ【領巾/肩巾】
1 上代、害虫・毒蛇などを追い払う呪力を持つと信じられた細長い薄布。 2 古代の服飾具の一。女性が首から肩にかけ、左右に垂らして飾りとした布帛(ふはく)。 3 鏡台の鏡をふくときに用いた布帛。 ...
ひろず‐こが【広頭小蛾】
鱗翅(りんし)目ヒロズコガ科の昆虫の総称。小形のガで、頭部は直立した毛に覆われて幅広く見え、翅(はね)の幅は狭い。幼虫は乾燥した動植物質・毛皮などを食う。
び‐かせき【微化石】
その同定や観察に顕微鏡を必要とする小さい化石の総称。ふつう数ミリメートル以下の大きさのものを指す。放散虫、珪藻類、有孔虫、花粉などの微化石が知られ、過去の環境の推測や年代特定に用いられることが多い。
びせつぶつぼうじょざい【微生物防除剤】
病原菌や害虫から植物を守る働きをもつ微生物を利用する農薬。微生物農薬。
ビバリウム【vivarium】
1 陸生・水生問わず、生物本来の生息環境を再現した飼育・展示用の容器。 2 自然動物園。生態動物園。広義には水族館・昆虫館なども含む。
びほうしちゅう‐しょう【微胞子虫症】
微胞子虫による感染症。宿主のヒトや動物との接触、胞子の吸入や摂食などで体内に取り込むことによって感染する。主にエイズ発症者や免疫力が低下する病気の患者などが発症し、慢性の下痢や眼の炎症などが引き...