ふし‐だに【虫癭蜱/付子蜱/五倍子蜱】
フシダニ科のダニの総称。体は蛆虫(うじむし)形で、淡黄色から橙(だいだい)色をし、足が二対しかない。種々の植物に寄生し、葉を枯らしたり虫瘤(むしこぶ)を作ったりする。
ふし‐むし【五倍子虫】
1 五倍子を作るアブラムシの総称。ヌルデノミミフシなど。 2 広く、虫癭(ちゅうえい)(虫こぶ)を作る昆虫の総称。イスノキにつくイスノフシアブラムシ、クヌギにつくクヌギノイガタマバチなど。
ふじ‐げんしょう【不時現象】
開花・落葉や鳥の渡り・虫の鳴き始めといった生物季節現象が平年と著しくかけ離れた季節に生じること。真冬にモンシロチョウが飛んだり、秋にサクラが咲いたりするなど。
フズリナ【(ラテン)Fusulina】
紡錘虫(ぼうすいちゅう)のこと。
フズリナ‐せっかいがん【フズリナ石灰岩】
⇒紡錘虫石灰岩
ふ・せる【伏せる】
[動サ下一][文]ふ・す[サ下二] 1 下の方に向ける。うつむかせる。また、腹ばいになる。「顔を—・せる」「マットの上に—・せる」 2 上や表になる側、開いた側などを下に向ける。また、そのように...
ふそ‐びょう【腐蛆病】
ミツバチの幼虫に感染する細菌性の伝染病。家畜伝染病の一つ。王乳や花粉・蜜を介して幼虫に経口感染する。主に1〜2日齢の有蓋房の蜂児が感染するアメリカ腐蛆病と、4〜5日齢の無蓋房の蜂児が感染するヨー...
ふぞく‐し【付属肢】
体節のある動物で、各体節にある肢。昆虫などの節足動物では触覚・口器・歩脚などに分化している。
ふとう‐たんぱくしつ【不凍蛋白質】
生体内において、氷の結晶成長を抑え、凍結を防ぐはたらきをもつたんぱく質の総称。1960年代に、南極に生息するノトセニア科の魚の血液から初めて単離され、その後、昆虫や身近な野菜・きのこなどから発見...
ふにんちゅう‐ほうし【不妊虫放飼】
害虫駆除法の一つ。放射線などを利用して、交尾はできるが子孫を残せない個体を大量につくり、野外に放つことで、野生個体の繁殖を妨げ、害虫を根絶する。