かりゅうど‐ばち【狩人蜂】
昆虫やクモなどを捕らえて巣に持ち帰り、幼虫の餌とするハチ。トックリバチ・ベッコウバチ・ジガバチなど。かりばち。かりうどばち。
カルチノイド【carcinoid】
類癌腫(るいがんしゅ)。虫垂や回盲部に発生するセロトニン産生細胞からなる比較的良性の腫瘍(しゅよう)。
カルミン【(オランダ)karmijn】
中南米産のサボテンに寄生するコチニール虫(エンジムシ)の雌から得られる鮮やかな紅色の色素。絵の具・染料などに用いる。洋紅。コチニール。カーミン。カーマイン。
かれ‐がれ【嗄れ嗄れ】
[形動][文][ナリ]声がかすれるさま。声がかれ衰えるさま。「余命のなさそうな虫が…—に鳴いている」〈三重吉・小鳥の巣〉
かれは‐が【枯葉蛾】
1 鱗翅(りんし)目カレハガ科のガ。翅(はね)の開張5〜6センチ。翅は茶褐色で、前翅の外縁にぎざぎざがあり、枯れ葉に似る。幼虫は桃・梅・柳などの葉を食害。 2 カレハガ科のガの総称。翅の形や色が...
かわ‐がらす【川烏/河烏】
スズメ目カワガラス科の鳥。全長22センチくらい。全身黒褐色。山間の渓流に留鳥として生息し、水中に潜って水底の昆虫などを捕る。さわがらす。くろどり。《季 夏》
かわ‐げら【川螻蛄/襀翅/𧐐】
1 カワゲラ目カワゲラ科の昆虫。体長1.4〜1.8センチ。 2 カワゲラ目の昆虫の総称。体長1〜3センチ。体は平たく、多くは黄褐色の斑紋があり、尾毛を2本もつ。翅(はね)は膜質で幅広く、川岸をひ...
かわ‐とんぼ【川蜻蛉/河蜻蛉】
トンボ目カワトンボ科の昆虫。日本特産で、春、平地の流水でみられる。体長約5センチ。体は緑色で、翅(はね)は透明または橙(だいだい)色。本州から九州まで分布。《季 夏》「—木深き水のいそぎをり/登四郎」
かわ‐にな【川蜷/河貝子】
腹足綱カワニナ科の巻き貝。川などにすみ水底をはう。貝殻は細長の円錐形で、ふつう頂部が失われ、殻高4センチくらい。殻表は黄褐色または黒褐色。卵胎生。肺吸虫などの第1中間宿主。蛍の幼虫の餌となる。《...
かわ‐ねずみ【川鼠/河鼠】
トガリネズミ科の哺乳類。ジネズミに近縁。体長11センチ、尾長10センチくらい。山地の渓流にすみ、指の間に水かきの役をする剛毛をもち泳ぎが巧みで、水生昆虫・魚を捕って食べる。本州・四国・九州に分布。