いす‐の‐き【柞/蚊母樹】
マンサク科の常緑高木。暖地に自生。樹皮は灰白色。葉は長楕円形で厚く、互生する。春、紅色の細かい花が穂状に咲く。葉に生ずる虫こぶはタンニンを含み、染料に、材は堅くて重く、柱・机・櫛(くし)・そろば...
か【蚊】
双翅(そうし)目カ科の昆虫の総称。体や脚は細く、翅(はね)も細くて2枚あり、吻(ふん)が発達し針状。飛ぶときは毎秒2000回以上も翅を動かすため、羽音の周波数は高い。雌は人畜を刺し血を吸う。水面...
か‐いぶし【蚊燻し】
蚊を追うために、物をいぶし煙を立てること。また、たくもの。蚊やり。《季 夏》
か‐がすり【蚊絣/蚊飛白】
蚊が群がって飛んでいるように、細かい十字の模様のある絣。
かくい‐どり【蚊食い鳥】
コウモリの別名。《季 夏》
かすい‐どり【蚊吸い鳥】
ヨタカの別名。
かずもう【蚊相撲】
狂言。大名が新参者を召し抱えるが、相撲を取るとそれが蚊の精とわかり、大うちわを持って対抗するが負かされてしまう。
か‐だやし【蚊絶やし】
カダヤシ目カダヤシ科の淡水魚。全長は雄が約3センチ、雌が約5センチ。卵胎生。ぼうふらや魚卵などを食べる。北アメリカの原産で、日本には大正時代に蚊の天敵として移入され、川の下流域や浅い池でみられる...
か‐ちょう【蚊帳】
「かや(蚊帳)」に同じ。
かちょう‐ぐさ【蚊帳草】
カヤツリグサの別名。