かやり‐せんこう【蚊遣り線香】
⇒蚊遣り香
かやり‐び【蚊遣り火】
蚊を追い払うためにいぶす火。かいぶし。かやり。《季 夏》「—の煙の末をながめけり/草城」
かやりび‐の【蚊遣り火の】
[枕]蚊やり火は下にこもって燃え、また、くゆる意から、「下」「底」「くゆ」などに掛かる。「—下にのみこそもえわたりけれ」〈新勅撰・恋二〉 「—悔ゆる心もつきぬべく」〈拾遺・雑下〉
か‐よけ【蚊除け】
蚊を追い払うこと。また、それに用いるもの。
ぶん【蚊】
[常用漢字] [音]ブン(漢) [訓]か 〈ブン〉昆虫の名。カ。「蚊虻(ぶんぼう)・蚊雷/飛蚊症」
〈か〉「蚊柱/家蚊」 [難読]蚊帳(かや)
ぶん‐ちょう【蚊帳】
⇒かや(蚊帳)
ぶん‐ぼう【蚊虻】
蚊(か)と虻(あぶ)。また、弱小なもの、つまらないもののたとえ。「彼等が目には雀—の前を過ぐるとや見ん」〈一茶・文化句帖補遺〉
ぶんぼ‐ちょう【蚊母鳥】
ヨタカの別名。
ぶん‐らい【蚊雷】
蚊が群がり飛ぶ音のうなり。雷に似るところからいう。蚊鳴り。
よ‐たか【夜鷹/蚊母鳥/怪鴟】
1 ヨタカ目ヨタカ科の鳥。全長約29センチ。全体に茶褐色の細かい模様があり、くちばしは小さいが、口は開くと大きく、周りに長い剛毛をもつ。夜、飛びながら昆虫を捕食し、キョキョキョと早口で鳴き、枝に...