みず‐とんぼ【水蜻蛉】
ラン科の多年草。湿地に生え、高さ30〜50センチ。葉は線形で2、3枚つく。9月ごろ、緑白色の花を総状につける。唇弁は三つに裂けて十字状をし、長い距(きょ)が下に垂れる。
むかし‐とんぼ【昔蜻蛉】
トンボ目ムカシトンボ科の昆虫。日本特産。体長約5センチ。体は黒色で黄斑があり、前翅(まえばね)と後ろ翅は同形で、原始的な形を残す。幼虫は山間の渓流にすむ。
むぎわら‐とんぼ【麦藁蜻蛉】
シオカラトンボの雌。腹部が麦藁の色に似るところからいう。
めい‐れい【螟蛉】
1 「青虫(あおむし)」に同じ。 2 《ジガバチが青虫を養い育てて自分の子とするという故事から》養子のこと。「一族某の子を—として」〈読・唐錦・三〉