すず‐がえる【鈴蛙】
無尾目スズガエル科の両生類。美しい声で鳴くカエル。体長4〜6センチ。背面は緑色または灰褐色で多数の突起が散在。腹面は鮮やかな赤色。中国北東部・朝鮮半島に分布。
せい‐あ【井蛙】
井戸の中にいるカエル。見識の狭いこと、また、その人のたとえ。
井底(せいてい)の蛙(かわず)
知識や考えが狭くて、他にもっと広い世界のあることを知らない者をあざけっていう語。井蛙(せいあ)。井の中の蛙(かわず)。
だるま‐がえる【達磨蛙】
アカガエル科のカエル。体長5〜6センチ。トノサマガエルに似るが後肢は短く、ずんぐりして、背面に黒色円紋がある。日本特産種で、山陽地方に多い。
つち‐がえる【土蛙】
アカガエル科のカエル。体長約4〜6センチ。背面は暗褐色で線状やいぼ状の突起があり、腹面は灰色で斑紋が散在。4〜6月ごろ産卵、おたまじゃくしのまま越冬し、翌年成体となる。本州以南に分布。いぼがえる...
つの‐がえる【角蛙】
無尾目レプトダクチルス科の両生類。体長10〜15センチ。頭と口が大きく、上まぶたが角状の突起となり、体は緑・黒・褐色の斑紋がある。ブラジル北部の密林にすみ、地中に体半分を埋め、カエルやネズミなど...
ていほんかえる【定本蛙】
草野心平の詩集。昭和23年(1948)刊。3部構成。蛙を主題とする詩の集大成。昭和24年(1949)、第1回読売文学賞受賞。
とのさま‐がえる【殿様蛙】
アカガエル科のカエル。体長5〜9センチ。背面は緑色ないし褐色で黒色斑紋があり、背の中央を黄色の線が走る。腹面は白または淡黄色。5〜8月に水田や池に寒天質の大きな卵塊を産む。金線蛙(きんせんがえる)。
にほん‐あかがえる【日本赤蛙】
⇒赤蛙(あかがえる)
にほん‐あまがえる【日本雨蛙】
⇒雨蛙(あまがえる)